おすすめ活力剤10選 使い方とおすすめポイントをご紹介
2019.09.17
育成中の植物が何となく元気がない、肥料は適度に与えているのに弱っている様に見える。そんな時に肥料の補助的役割の意味で使用することによって効果的なのが活力剤です。ひと口に活力剤といっても色々なものが有ります。植物によって使い分ける必要があるのです。
植物を元気にする活力剤って何?
活力剤は人で言えば弱り加減の身体に元気を取り戻す健康補助食品のサプリメントの様なものです。肥料などの吸収を補助したり、環境を整備した上で機能性を発揮するものです。肥料としての規定の成分は含まれていませんが、植物の生育に必要な要素としてのチッソ、リン酸、カリウムの三要素を一定のレベル以下に薄めたものにビタミンやアミノ酸などの成分を配合したもので植物に活力を与えるものです。
肥料と活力剤の違い
良く勘違いをされている方がおられますが、活力剤は肥料ではありません。植物を成長させる栄養素を国の定めた規定の量を含んだものが肥料と言われているものです。活力剤は植物の生育に必要な規定の肥料成分は含んでいません。植物の生育に必要な三要素とは”葉肥え”と呼ばれるチッソ(N)、”実肥え”と呼ばれるリン酸(P)、”根肥え”と呼ばれるカリウム(K)です。その他の要素として石灰(Ca)、苦土(Mg)、マンガン(Mn)、ケイ酸(Si)、ホウ素(B)が指定を受けています。肥料とされるのは農林水産省が定めた肥料取締法による一定の量を満たしたものを言います。
活力剤が必要かな?と感じる植物の症状は
水も適切に、肥料も与えているハズなのに、何故か植物に”元気がないなぁ”と感じる事がありますね。そんな症状の時に活力剤を与えてみると良いでしょう。
では、植物がどの様な時に活力剤が必要かと感じる症状には、幾つかのケースが考えられます。
・植物の若葉が黄色く変色し、やがて枯れてしまう。
・葉全体が元気なく、いわゆる“デレッ”としてしまっている。
・葉がねじれてしまい、委縮した様子になる。
・古い葉でも斑点が出来たり、模様が入ったりする。
・実物では、果実が落ちやすくなってしまう。
上記の例は一概に活力剤を与えれば治るというものではありません。病害虫の可能性も考えられる場合もありますので、植物を良く観察する事と、症状を見極める事が必要です。
活力剤の与え方
肥料の吸収を助ける役割があると前述しましたが、主役はあくまで肥料であって活力剤は補助剤です。必要以上にむやみに与えれば良いという訳ではありません。植物の状態と各種の活力剤の仕様を良く確認して与える様にしましょう。植物は大抵の場合、春から秋にかけて成長期です。育てる植物によってバランスの取れた肥料を適度な頻度で与え、活力剤もセットで与えると良いでしょう。植物の状態が弱っている時や休眠期には肥料の施肥は休みますので、活力剤のみ与える様にします。
おすすめしたい活力剤6選
一口に活力剤といっても、植物の種類や症状によっての使い分けが必要です。安心して使用する事が出来るおすすめの活力剤をランク別にご紹介します。
おすすめ第6位 メネデール
植物の成長には欠かせない微量要素の”二価鉄イオン”が含有されています。イオンの形容で含まれていますので、主に発根剤として使用されますが、挿し木や植替え時や植物が弱り加減の時などでも効力を発揮する活力剤です。基本的に50~200倍に希釈して使用します。
花木の植え付けや挿し木などに使うと枯れる事なく元気に活着しました。また元気のなくなった草花などにも薄めて与えると元の通りに元気を回復しましたので大助かりです。
価格:100ml=379円 (税別)
出典:メネデール
おすすめ第5位・ハイポネックス リキダス
肥料などの吸収を高め、植物の成長を促進するコリン、フルボ酸、アミノ酸など各種ミネラル成分を配合した活力剤です。また、カルシウムが多く含まれているのも特徴です。葉面散布でも使用できます。
主に家庭菜園で肥料と併用して栄養補給の意味で、また病害の殺菌作用もあるとの事で安心して使っています。気のせいかも知れませんが、野菜の色艶も良く育っています。
価格:160ml=520円(税抜) 450ml=750円(税抜) 800ml=960円(税抜)
出典:株式会社ハイポネックスジャパン
おすすめ第4位 アイリスオーヤマ 活力剤 アミノパワフル活力剤
発根を促すアミノ酸が含まれているのが特徴です。必要な栄養分として鉄、銅、モリブデンなど微量要素が含まれています。鉢物や山野草など植物全般に使用できます。
アミノ酸が含まれているという事で興味があり購入しましたが、鉢物を多く育てていますので、アンプル型は助かります。おかげさまでみんな元気で弱っているものは今の所ありません。
価格:全2種 298円(税抜)~398円(税抜)
出典:アイリスオーヤマ
おすすめ第3位 ハイポネックス ハイグレード活力液
苗などの植え付けや植替え時、植物に元気がない時などに、ビタミン類や高純度天然糖質(トレハロース)や15種類(鉄・カルシウムなど)植物に活力を与える各種要素をバランス良く配合した活力剤です。
実績のある会社の製品ですので安心して使っています。実際に水やりの時に薄めて与えていますが、葉の成長も色艶も良く素敵な花を咲かせてくれそうです。
価格:NET450ml=1,000円(税抜)
出典:株式会社ハイポネックスジャパン
おすすめ第2位 植物の土づくり、土壌改良に 顆粒HB-101
顆粒HB-101は土壌に混ぜ込むタイプのもので、野菜や花、果物、鉢物などあらゆる植物に使用でき、効果を発揮できます。土壌改良にも役立ち、連作による障害も減らすなどの効果もあり簡単に使用できる活力剤です。
顆粒HB-101
価格:130g=1,000円(税込) 300g=1,900円(税込)
1kg=5,700円(税込)
出典:㈱フローラ
顆粒HB-101の効果を使用する度に実感するようになって、数年が経ちます。顆粒HB-101で野菜が元気よく生育し、収穫も早くでき、質の良い野菜が沢山できるので、ずっと顆粒HB-101を使用しています。
おすすめ第1位 フローラ 天然活力剤 HB-101
杉や檜(ヒノキ)、松、オオバコなどから抽出したエキス成分により植物の活性化を促す活力剤です。植物の栄養素に欠かせない微量要素も含んでいますので植物の成長や土壌微生物の活性化を促すとされています。減農薬栽培や有機栽培にも最適で、野菜や果物を始め作物などが美味しく収穫できます。
HB-101
価格:35cc~1L=1,000円〜18,000円(税込)
出典:㈱フローラ
カーネーションの鉢花がHB-101の効果により、今も綺麗に花を咲かせてくれています。美しい花が咲くように願いを込めて、HB-101の1,000倍希釈活力液を鉢の中に挿して、HB-101の1,000倍液を散布し続けていたら、とても美しい花が咲きました。
まとめ
活力剤は植物が健康な状態であればむやみに多く与える必要は有りません。土壌の状態や周囲の環境などが健全で植物の成長に支障がなければ活力剤は特に必須ではありませんが、肥料効果を助ける補助的なものと考えれば成長期に定期的に与えると良い効果が得られます。また、休眠期などに土壌や根の成長を助け、健康を維持させる意味でも与える事も必要でしょう。