葉っぱに発生する白い点々の正体とは?病害虫の予防法について詳しくご紹介!

2025.05.27
家庭菜園やガーデニングの手入れをしていると、葉っぱに白い点々が発生していることがあります。美しい緑がくすんでいると、「病気によるもの?」と考える人も少なくないでしょう。 葉っぱに発生する白い点々は、葉っぱが枯れる過程で発生する場合もあります。しかし、ハダニやうどんこ病など、植物にとって生育不良の原因になる病害虫に仕業である場合もあるため注意が必要です。 今回は、葉っぱに発生しやすい白い点々の正体についてご紹介します。
葉っぱに発生する白い点々の正体
ふとプランターや庭に植えている植物を見ると、葉っぱに白い点々がついていることがあります。他の健康な葉っぱと比べて目立つため、見つけ次第変色してしまった原因を明らかにすることが大切です。
葉っぱの白い点々を放置すると、どんどん拡大する恐れがあります。時間が経つと落葉したり苗全体が弱ったりすることもあるでしょう。ここでは、葉っぱに発生する白い点々の正体について詳しく解説します。
ハダニ
葉っぱに白い点々がある場合は、葉の裏をチェックしてハダニがいないか確認をしてみることがおすすめです。ハダニは葉っぱの葉緑素を吸うため、ハダニ被害が進行した葉っぱはやがてカスカスな状態になったり黒く変色したりしてしまいます。ハダニは繁殖力が強いため、殺虫剤などで対処をしないと葉っぱの裏にびっしりとくっつくようになります。
ハダニに葉緑素を吸われて白い点々が増えた葉っぱは、光合成をすることができません。見目が悪くなるだけでなく、生育不良に陥って枯れてしまう恐れが出てくるため、見つけ次第ハダニの駆除をすることが大切です。普段からハダニに効果がある駆除スプレーを吹きかけることで、簡単に予防することができるでしょう。
カイガラムシ
白いホコリのような物が葉っぱや枝についている場合は、カイガラムシである可能性があります。カイガラムシはジッとしていることが多いため、白い点々をホコリや汚れだと勘違いすることが珍しくありません。白い点々に見えるものはカイガラムシのロウ物質であり、自分の身を守る鎧でもあります。
繁殖力が非常に強いため大量発生しやすく、特に風通しが悪くジメジメとした環境を好みます。白い点々の正体であるカイガラムシに樹液を吸われると、植物が成長できなくなったり美観が損なわれたりする恐れが出てきます。
またカイガラムシの糞が原因で、すす病にも罹りやすくなるため注意が必要です。水に弱い性質を持つため、普段から葉水をしたり剪定をして風通しを良くしたりすることで防ぐことができます。
葉焼け
葉っぱの白い点々は、葉焼けが原因で起こることもあります。葉焼けの原因は、強い直射日光や急激な温度変化によることが多くあります。鉢植えは風通しの良い場所に置き、日差しが強い真夏は半日陰に移動させましょう。
水不足にならないように、朝夕の一日2回たっぷりと水やりをすることも大切です。必要に応じて、伸びすぎた枝を剪定したり葉水をしたりすることで葉焼けによる白い点々の発生を防ぐことができます。
カルシウム欠乏
葉っぱは、カルシウムが不足すると白い点々が見られることがあります。観葉植物やトマト、キュウリの葉っぱに多く、生育不良に陥ることが多くあります。カルシウム不足になった植物は、成長が難しくなるためそのまま枯れてしまう恐れがあります。
カルシウム不足に陥る原因の多くは、肥料過多による窒素の増えすぎです。葉っぱに見られる白い点々の原因がカルシウム不足の場合、土に石灰を混ぜたり液体タイプのカルシウム剤を使ったり、花を咲かせて栄養を分散させたりすることがおすすめです。
うどんこ病
葉っぱにうどん粉のような白い点々が見られる場合は、うどんこ病になっている可能性があります。真っ白なうどん粉を振りかけたように見える白い点々が特徴で、放置すると他の葉っぱにも伝染し最悪枯死する恐れが出てきます。うどん粉病は、子のう菌と呼ばれるカビの一種が原因です。
4月から11月にかけてうどんこ病にかかりやすくなるため、普段からうどんこ病に効果がある薬剤スプレーを吹きかけておくことが大切です。うどんこ病と見られる白い点々が葉っぱに見られる時は、白くなった葉っぱを切り取って処分することが大切です。
葉っぱに白い点々がある時の対処法
育てている植物の葉っぱに白い点々を見つけた場合は、原因に合った対処法をすることが大切です。病害虫に効果がある薬剤を散布したり、ティッシュや歯ブラシで葉っぱについている害虫を取り除いたりしましょう。
白い点々がついた葉っぱは元の状態に戻すことができないため、園芸用のハサミでカットします。十分な日当たりと肥料、水を与えることで新芽が伸びてくると、再び美しい葉が茂るでしょう。
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まとめ
葉っぱに見られる白い点々は、葉っぱの老化でも見られることがあります。植物の生理的な現象なのかカビや害虫が原因なのかを見極めることが大切です。
葉っぱの白い点々を放置しておくと、植物の成長に悪影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。変色した葉っぱは切り取り、適切な対処をすることで復活することが多いため、普段からこまめに様子をチェックしておくことが大切です。