多年草のグラウンドカバーで1年中ガーデニングを楽しもう♪
2020.04.07
ガーデニングで良く使われるグラウンドカバーの植物。 雑草対策になる、庭のグレードアップができるなどの理由で重宝されています。 中でも多年草の植物を使えば、1年中ガーデニングを楽しむことができるのでおすすめです。 多年草のグラウンドカバーといっても多種多様です。 ここでは、ジャンル別におすすめの多年草のグラウンドカバーを紹介します。 自分の庭に使う際の参考にしてください。
花も楽しめるグラウンドカバー
ただ単にグラウンドカバーとしてだけではなく、花も楽しみたい!という人におすすめの植物を紹介します。
一年草と多年草のグラウンドカバーを組み合わせることで、年中花のあるガーデン作りをすることができます。
シバザクラ
グラウンドカバーで花が咲く多年草といえば、シバザクラです。川辺や山の側面、公園などにシバザクラを使っているところも多いですよね。
春の5~6月に一斉に花を咲かせます。
色とりどりの小さい花が密集して咲く様子は近くで見ても遠目からでも美しいのでおすすめです。色も白から鮮やかな濃いピンクまで様々なので、自分の庭にあった色をチョイスしましょう。たくさんの色を混ぜて植えても素敵ですね。
マツバギク
マツバギクは、菊に似た花を咲かせますが、実は南アフリカ原産の多肉植物です。「砂漠の宝石」とも呼ばれるマツバギクですが、耐寒性の種類もあるので比較的寒冷地でもグラウンドカバーに利用することができます。
春から初夏にかけて一斉に小さめの花を咲かせます。チューリップなどの大振りの花と合わせても素敵ですよ。
多年草ですので、放っておいても毎年たくさんの花を咲かせてくれるのも嬉しいところ。
花の色は白、黄色からピンク、紫、赤と多種多様で2色のグラデーションのようになっているものもあります。
春から初夏にかけての庭を鮮やかに彩ってくれます。
葉の色の変化を楽しめるグラウンドカバー
葉が紅葉したり、温度により変化したりするグラウンドカバーを紹介します。
葉の色が変化することで庭に季節感をもたらしてくれ、一年中庭を楽しむことができます。
多年草ならでは楽しめることですので、ぜひグラウンドカバーとして取り入れたいですね。
セダム
セダムは多肉植物の一種ですが耐寒性が強く、日本原産の品種も存在する多年草の植物です。
ぷくぷくとした形のものや尖ったものなど、葉の形や大きさ、生え方など多種多様で500以上の種類があると言われています。
葉っぱの形だけでなく紅葉が楽しめるのがセダムの魅力です。
夏には鮮やかな緑で庭を覆い、秋になり気温が下がってくると黄色からオレンジのかかった色味へ葉の色が変化します。
ハツユキカズラ
ハツユキカズラは気温によって葉の色の変化を楽しめる多年草の植物です。地面を這うように蔓を伸ばして増えていきます。
樹木の下などの半日陰でも十分に育つのも、グラウンドカバーとして重宝される理由のひとつ。
気温が下がってくると、葉の色がピンクから赤に変化していきます。
庭のアクセントとしても重宝しますし、季節を感じる庭のしつらえに一役買ってくれます。
庭のアクセントになるグラウンドカバー
庭のアクセントになるグラウンドカバーを紹介します。
グラウンドカバーといっても、存在感が欲しい!という人にはおすすめです。
多年草で年々増えてきたら、株分けして庭のあちこちに散らばせて使用すると様々な表情が楽しめておすすめですよ。
ワイルドストロベリー
野生のいちご品種であるワイルドストロベリーもグラウンドカバーに人気の多年草です。
春には白い花が咲き、夏から秋にかけて赤く小さな実がなります。葉っぱも大きく存在感があるので一年中庭のアクセントプランツとしても大活躍!
繁殖力が旺盛な多年草なので、ランナーを伸ばしてどんどん増えていきます。年々大きくなるので、大きくなりすぎたら根から株わけしてあげましょう。
ブラッククローバー
ブラッククローバーは、その名の通り葉が緑色だけでなく、深緑~紫色に近い色をしている多年草の植物です。
黒っぽい色をグラウンドカバーに使うと、庭全体が引き締まるのでおすすめです。
春には白い色の丸い花を咲かせるので、白と黒のコントラストも庭のポイントとなってくれます。
日陰でも育つグラウンドカバー
樹木の下や、日陰になりがちな部分を覆ってくれる日陰でも育つグラウンドカバーはガーデニングでも大活躍です。
ここでは多年草で、どんどん増えて日陰を覆ってくれるグラウンドカバーを紹介します。
ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウは、ツル性の多年草で耐陰性があります。半日陰や日陰でも十分育ってくれるので日陰の多い庭や樹木の下などに重宝します。
春に紫の花を咲かせますが、花咲きを良くしたい時はそれなりに日照が必要です。
ですが葉も比較的大きく、濃い緑のものや斑入りのものがあるので葉の鑑賞だけでも十分にグラウンドカバーの用途を果たします。20㎝ほどの草丈になるのでお庭での存在感もありますよ。
アイビー(ヘデラ)
日陰でも育つ植物の代表格といえば、アイビーですよね。
アイビーもツル性の多年草で、年々ツルを張って増えていきます。耐陰性があるため、屋内でも観葉植物として育てることができます。
葉の種類が多種多様で、葉の大きさ、葉の色、斑入りなどたくさんの種類があります。自分の庭のグラウンドカバーとして最適なものを選びましょう。
まとめ
多年草のグラウンドカバーをジャンル別に紹介しました。
多年草のメリットは、毎年同じように咲き続けてくれることです。
また、グラウンドカバーに使用できるものは繁殖力も旺盛なので、増えてきたら株わけして楽しむこともできます。
この記事を参考にぜひあなたの庭も多年草のグラウンドカバーを取り入れてみてくださいね。