ホウセンカの葉と花の美しさを最大限に引き出す方法
2023.12.19
ホウセンカの葉は、楕円形から卵形までさまざまあります。 多くは緑色ですが、太陽の光により赤みを帯びたり、斑入りのものもあり、太陽光の変化や栄養状態により色を変えることがあります。 その花は、朝に咲き、夕方には閉じてしまうことから「一日花」とも称されます。 そんな儚くも華やかなホウセンカの魅力を最大限に引き出し楽しむ方法を解説します。
ホウセンカの葉と花の正しいケア方法
ホウセンカは比較的育てやすい植物ですが、その美しさを維持するためには適切なケアが求められます。
ここではその正しいケア、育て方を解説します。
日当たりと水やり
ホウセンカは日当たりを好む植物であり、直射日光のあたる場所での栽培がおすすめです。
ただし、真夏の強い日差しは避けた日陰に置くことをお勧めします。
水やりは安定した水分は必要ですが、土の表面が乾いたら行い、過度な湿りを避けるために鉢の底に穴を開けて排水を良くしてください。
病害虫からホウセンカを守る方法
ホウセンカの主な病害虫として、ネコブセンチュウやうどん粉病が挙げられます。
特に飼育環境で問題が無く、それでも花が咲かい場合は、根にネコブセンチュウが可能性が考えられます。
ネコブセンチュウは肉眼では分からないので、花が咲かない、根がこぶのように腫れていたらそのホウセンカは根から取り除いた方が良いです。
予防としてはマリーゴールドと混植すると良いです。
また、うどん粉病というのは気温20度程度の乾燥した環境でなる事が多いようです。
うどん粉と言われるくらいですから、症状としては葉に白い粉が吹いているような症状が特徴的です。
対策として普段から通気性のいい場所に置き、適度に水やりをやる事です。
また進行してきた場合はその分を切り落として、トップジンMスプレーで殺菌をしてください。
肥料と土の選び方
ホウセンカは、乾燥も、水分が多い土壌も好みません。
排水性の良い土を好みます。
pH 6〜6.5とわずかに酸性の土壌が向いています。
肥料は植え付けの際に、緩効性の化成肥料を混ぜる程度で充分です。
過剰な施肥は避け、植物の成長と健康を促すバランスを心がけてください。
バランスのいい土壌作りにはHB-101
HB-101は原液を薄める事で弱酸性にできるので、ホウセンカに向いた土壌を作ることが出来ます。
またHB-101は防虫効果もあるので害虫から植物を守る効果も期待できます。
HB-101は天然の植物活力液なので、植物に優しく栄養を与え、元気に育ってくれるので、ホウセンカを長く楽しみたい方にはお勧めです。
切り戻しと植え替えのタイミング
ホウセンカは比較的育てやすい植物ですが、その健康や美しい姿を維持するためには、時々、切り戻しや植え替えが必要です。
剪定
ホウセンカは一年草の一種です。
つまり基本的に剪定は必要ありません。
しかし、病気や黄変がある場合は、葉や茎を切り取って掃除することは必要です。
そうすることで、ホウセンカが病原菌に感染するのを防ぐことができます。
また雨の日に剪定すると、雨水が切り口を汚し、株全体が感染してしまうので、必ず晴れた日に剪定するのがよいです。
植え替え
ホウセンカの移植に最適な時期は、晩春から初秋にかけてがベストです。
水はけのよい土壌で、日が当たる場所を選びましょう。根はとても繊細なので丁寧に扱う事が必要です。
根の古くなった部分や傷んだ部分をカットも必要です。
ホウセンカの美しさを際立たせるアレンジ術
ホウセンカの鮮やかな花と特徴的な葉は、多くのアレンジで様々なシーンで主役となります。
そのいくつかをご紹介します。
家庭のガーデニングでのホウセンカの配置アイディア
ホウセンカをガーデニングで映えさせるには、他の植物とのコントラストを利用しましょう。
低い茂みや高い背景の植物と並べることで、ホウセンカの鮮やかな色が際立ちます。
また、石やオーナメントとの組み合わせもおすすめです。
ホウセンカの自然な美しさを強調しながら、視覚的なインパクトで興味を引かせていくのがお勧めです。
花瓶や鉢植えでのホウセンカのディスプレイ
ホウセンカの切り花は、シンプルな花瓶に挿すだけでインテリアのアクセントになります。
また、鉢植えでは、色とりどりのホウセンカを1つの鉢に植えることで、まるで自然の花束のようなビジュアルを楽しむことができます。
異なる色や形のホウセンカをミックスして、ダイナミックな印象をプラスすると視覚的に楽しめます。
季節に合わせたホウセンカの飾り方
春や夏の明るい季節には、ホウセンカの明るい赤やオレンジが外空間を彩ります。
また、秋や冬のアレンジでは、ホウセンカの葉の美しさを前面に出し、季節の変化とともに変わるその色彩を楽しんでください。
冬季は、ホウセンカの葉を活かしたアレンジで、室内のデコレーションやドアリースとしても使用できます。
まとめ
ホウセンカは育てる上では、日当たりを好み、適切な水やりが必要で、病害虫予防や、適切な土・肥料の選択なども必要ですが、儚くもとても華やかな花なので、ガーデニングでは人気の植物です。
今回ご紹介した育てる上でのポイントを参考に是非、ホウセンカを楽しんでみてください。