育てて増やして楽しい!縁起が良いとされる子宝草の育て方

育てて増やして楽しい!縁起が良いとされる子宝草の育て方

2023.08.29

子宝草は二種類の植物を掛け合わせた交配種で、葉のふちにたくさん子供の葉を付ける事から、子宝を願う人たちに縁起がいいと親しまれている多肉植物です。葉のふちに並んだ子供の葉がフリルのようにも見えて、ちょっとゴージャスでかわいくも見えます。温かい地域では屋外で育てる事も出来ますが屋内で育てる方が管理が楽になります。繁殖力が強く、増やす事も簡単なので“家族”を増やしていくのも楽しいです。とても丈夫なので「お水はあげすぎない」と言う事やちょっとしたポイントに気を付ければ、初めて多肉植物を育てる方でも育てやすくおすすめの植物です。そんな子宝草の育て方をご紹介していきます。

子宝草の基本情報

子宝草の基本情報

子宝草の特徴

子宝草(こだからそう)は葉のふちに小さな子供の葉(子株)をたくさんつけます。ベンケイソウ科カランコエ属に属する多肉植物の一種で、「胡蝶ノ舞」と「シロコ弁慶」交配して作られました。繁殖力が強く成長も早いのが特徴となり、子宝草は和名としてつけられていて、別名クローンコエと呼ばれています。自生地は不明となっていて、増やし方としては挿し木、葉ざし、株分けなどがあり初心者でも育てやすい品種です。明るい場所を好み、5℃以上の環境が適していて、水はけの良い土と日光が大好きで乾燥気味にして育てます。成長してくると冬頃に花芽が伸び始め、2月から5月頃に小さいピンクの花を咲かせます。日光を好みますが寒さに弱い所があるので冬場、気温が5℃以下に下がる地域での地植えや屋外で育てる事はしない方がよさそうです。

子宝草の花言葉

子宝草の花言葉は『子孫繁栄』です。葉のふちにたくさんの子(子株)をつける子宝草は、子供に恵まれる子宝に縁起がいいとされている事もあり、納得の花言葉が付けられています。

天然植物活力液HB-101

子宝草の育て方

子宝草の育て方

植え付け・植え替え時期

目安として4月から5月頃と9月から10月頃が子宝草の植え付け・植え替えのおすすめ時期となります。室内などで育てていて、植え付け後に環境が大きく変わらないような時は、その他の時期にも植え付け・植え替えをする事が出来ます。鉢植えの場合、2年ぐらいのサイクルで植え替えてあげて下さい。2年を待たずに鉢底から根が出てきた場合も植え替え時です。同じぐらいか一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

適した土について

子宝草などの多肉植物は水はけの良い土を好みます。園芸店などで販売されている多肉植物用の土を使うと簡単に植え付ける事が出来るのでおすすめです。多肉植物用の土が見つからない時は観葉植物用の土を使っても問題なく育てる事が出来ます。用土を作る事も出来ますが、なかなか難しい為100円ショップにも売っているので購入する事をお勧めします。

肥料について

子宝草は特に肥料は必要としませんが、液肥などを与えると子株が良く増えてくれます。与える場合は春や秋ごろ(暑い時期と寒い時期は避ける)に少量与えるようにします。また肥料とは違う植物に活力を与えるHB-101があります。こちらは顆粒タイプを植え付け時に土の上に撒いたり、液体タイプの物を水で2000倍~5000倍ほどに薄めたものを与えたりすると元気に育つ手助けをしてくれるのでおすすめです。植物成分100%なので安心して使えます。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

植え付け・植え替え方

子宝草の株を購入してきたら用土を用意して植え付けます。鉢の大きさは子宝草の株に合わせて、ご自身の好みの大きさを用意して下さい。植え付け後一週間ほどは水やりをせずに明るい室内で管理してあげて下さい。

植え付け場所・置き場所

子宝草は日光を好む性質があるので、年間を通して日当たりの良い場所を選んであげて下さい。日光を好みますが夏場の直射日光を避けられる半日陰の場所を選びましょう。屋外で育てる場合は冬に霜に当たると枯れてしまう事があるので注意して下さい。温かい地域は冬場も屋外で育てる事ができますが室内にいれて管理する事をお勧めします。

夏場の管理について

子宝草を育てる時の注意点として、夏場は強い直射日光を避ける事が必要となってきます。屋外で地植えをしている場合は直射日光がたらない工夫をしてあげて下さい。室内でも窓辺などでは日が強く当たり過ぎるので、窓辺から離して置いてあげる事をおすすめします。

水やりについて

子宝草の水やりは土がしっかりと乾いてからでも十分足りるので、水をあげ過ぎないようにして下さい。水をあげすぎると根腐れの原因になるので注意して下さい。子宝草は冬になると休眠期に入ります。その為水やりは普段よりも少なめにして下さい。乾燥気味でも十分育ちますが、葉の様子を見てしわが寄ってきたり葉の色がピンクっぽく変わってきたりしたら水が足りないサインなので水少しあげて様子をみてください。

子宝草の管理・植え替えなど

子宝草の管理・植え替えなど

花について

子宝草は植え付けてから2年から3年ぐらい経つと花芽を付けるようになります。冬の12月から1月頃に花芽が伸びて、その先にスズラン型のピンクの花を咲かせます。咲き終わったら切り取ってください。

子宝草の増やし方

子宝草の種を見かける事がないので株を購入してそこから増やす事になります。子宝草を簡単に増やす方法としては、子株を使う方法が一番簡単です。葉に着いた子株はそのまま根が生えて自然に落ちてきます。その子株を用意した土に植え付けて下さい。(そのまま土の上に置いていても根付きやすいです)その他、茎を10センチぐらい切り取り、その茎を土に挿して一週間水やりはせずに見守ります。その後少し水やりをすると2週間ぐらいで発根します。

子宝の病害虫について

子宝の病害虫について

病気について

子宝草はほとんど病気の心配がない植物ですが、水をあげすると根腐れを起こす事があります。根腐れを起こすと株が駄目になってしまう原因にもなるので注意してください。

害虫について

子宝草は害虫の心配もほとんどありませんが屋外で育てている場合、ハダニがつく事があるようです。ハダニをみつけたら霧吹きで葉に水をかけると効果的です。その他ナメクジ被害に遭う事があります。ナメクジの駆除剤などが販売されていますが薬剤をあまり使いたくない時には、紙コップや牛乳パックなどを5センチ~10センチぐらいの高さに切って、ナメクジが大好きなビールとナメクジの天敵の塩を入れて一晩おいておくと手軽に駆除する事ができます。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

まとめ

縁起が良い植物とされている子宝草の育て方はいかがでしたでしょうか。子宝草は子株が落ちてどんどん増えていくぐらい繁殖力が強いので、一度購入して育てれば増やす事も簡単な植物です。フリル付きのような葉もかわいいのはもちろんの事、小さいうちから育てて大きくさせる楽しさも簡単に味あわせてくれます。小さい多肉植物は本当にかわいくてついつい眺めてしまうので、子宝草の子株を並べて育ててみたくなりました。子宝草の株は100円ショップでも見かける事があるので見つけたら、購入して育ててみてはいかがでしょうか。

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